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万事屋熱がぶり返して、結局ぱっつぁんとグラさんの可愛さに敵う者ないわーとかおもってる、そこらへんの日記
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高級リゾートの娯楽施設を兼ね備えたホテルに宿泊する上流階級ばかりを襲撃する事件が発生した。

犯人はそのホテルでは少々不釣合いとは言え白の半袖Tシャツを着て落ち着いた茶色の髪を後ろに束ねただけの女。
ただ、そのTシャツにはデカデカと赤で「230円」のロゴがプリントしてあったため、ほんのちょっとでも人々の記憶に残ってはいたようだ。
私もチラと見た時心の中で突っ込まずには居れなかった。
「230円て安くね」
と思うと同時に得体の知れぬ戦慄が走った。なにか、妙に記憶に残る女であった。


「230円の女」の襲撃事件は神出鬼没ながらも人々の脳に刻まれることになった。
最初は誰も彼もが奇抜な方法ではあったものの、死には至ることはなく、なんかわからんがヒドイ目に遭ったわ、つか230円て安くねとグチこぼす程度の事件が数件起こっていた程度であったが、
それが両手で数えるようなった頃、とうとう殺人事件に発展した。

一組目の犠牲者は男女のカップルであったらしい、まず男の方がいちご牛乳色に染まったプールの異様に甘ったるい匂いに胸を押さえて苦しみだし、女の方も耐え切れずそのいちご牛乳に落ちる形で浮いたのだ。
ただ、女の方はその時は生きていた。
必死でもがき、水面から顔を上げた所に「230円の女」がやってきたのだ。

そして、目が合った瞬間女は歓喜の形相で____



第三の犠牲者は、初老の男であった。
先の事件がまだ発覚していない時にそれは起こった。

それは、ホテルのラウンジでそこそこ本格的なマジックの出し物が行われていた時のこと。
舞台をフルに使うタイプのマジックのメインといえば、やはり脱出系、消失マジックであろう。透明の箱から一瞬で術者が消失するとか、逆に箱に瞬間移動するとか、そーいうものをやっていたらしい。

ところがクライマックス、布を外した透明の箱に詰まっていたのは息絶えた初老と大量のモルフォ蝶。
最初、観客はそれを演出だと思い、拍手を贈っていたという。
それが、阿鼻叫喚の地獄絵図へと変るのにそう時間は要さなかったのは、後からその顛末を訊いただけの自分ですら想像がつく。

ていうか、モルフォ蝶いい迷惑だなオイ。
・・・なんて言ってる場合ではない。
もう、これ以上の犠牲を出すわけにはいかない。

 あのロビーで休んでいた品のいい老婦人も狙われている一人だとしたら・・・・・・・


早く、あの「230円の女」を探し当てねば。
もしだが、殺人には無関係だったとしてもだ、なんらかの事情は知っている可能性は高いはずなのだ


私は最初に女を見た場所へと足を向け・・・・・・・・・・・・






ていう夢を見たんだ。

いや、マジで。
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